dredkingz のドラマー今川勉。
俺がこの人とバンドをやるきっかけ
は、大分時間をさかのぼる。
ギターのkenjiと曲を作っていた。
たしか、少しムーディーなR &B調の
曲を作っていた。
それを仮録音して、CDにした。
その時、kenjiがたまたま今川勉という
人物と遊びバンドを組んで活動していた
のだが、そのCDを聴かせたらしい。
今川さんは、そのCDを聴き、
ボーカルの俺と今度、カバーを
やりたいということを提案してきた。
カバー曲は、ジェーンズアディクション
というバンドの「STOP」という曲。
俺は、その時は、まだバンド活動して
いなかったから、オファーが来て
嬉しかったのを覚えている。
カバー曲は、キーが高いものだったが
歌うことができた。
そこで、今川勉を知った。
タイトなバスドラ、正確なリズム。
エコーズでプロデビューまでして
一線を退いた後も、謙虚だった。
何よりも、音楽に対する熱い思いや
プロフェッショナルな意識の高さ。
バンドを組んでもメンバー間の
意識の差で、解散を味わっている
俺にとって、再スタートの気持ちを
燃え上がらせてくれたのは、今川勉
だった。
バンドは、奇跡のメンバーによる出会い
から生まれる。
しかし、志の高さが同じでなければ
きっと壊れてしまうのもバンドだ。
これからもバンドを語っていきたいと
思う。