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dredkingz 秘話 神原武志 編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回は、ドラマーの今川さんの話をした。

今回は、bassの神原さんの話をしたい。

 

と、その前に、dredkingz  の最大の

悩みが、実はbass。

 

バンド結成から、bass難が訪れた。

一人は、結成当初からいたメンバーだった。

 

バンドも軌道に乗ってきた矢先。

東京レコーディングを行い

インディーズバンドとして、

渋谷のライブハウス

でライブをした頃だった。

 

ライブ終了後から何日か経った日から

パッタリ連絡が取れず、

練習も来なくなった。

 

原因が全く分からなかった。

 

やっと、連絡が取れ、ガストで

事情を聞いた。

 

会った彼の顔を見て

ガソリン切れを感じた。

単純に疲れたのだということを

俺は悟った。

 

口では、「やる気はあるよ」と

言いながら、結局、また音信不通に

なり、自然とフェイドアウトしてしまった。

 

とても悲しかった。

 

当分三人で練習するしかなかったが

ライブ演奏してこそ、バンドの意味がある

ことから、サポートベーシストを迎える

ことになる。

 

ありがたかったが、

志の高さが合わなければ

続けていくことは困難だった。

 

そうこう続ける中で、合計

三人のサポートベーシストを迎えたが

バンド存続の危機は続いたのだ。

 

そして今。新たに神原さんを

迎え、新生dredkingz  が生まれた。

もちろん、神原さんは、正式メンバーだ。

 

神原さんの凄さは、やはり音感。

ギターやドラムのリズムアプローチにも

こちらが気がつかないことにも気がつく。

 

そして、ここが重要なのだが、

志の高さがある。

 

ベーシストとして

dredkingz  の曲をどう響かせ

聴かせるかを考え、意見を言う。

 

自分中心ではなく、 

サウンド全体のクオリティをいつも

考えてくれる。

 

バンドをやってる人なら、

そんなこと当たり前と思う人も

いるかもしれないけど、

意外にそういう人は、実はいない。

 

毎週一回の練習にも必ず駆けつける。

 

神原さんのおかげでdredkingzは

今、前に進んでいる。

 

本格的な新しい音源のレコーディングを

今年の夏に予定している。

 

神原さんのおかげである。

バンドメンバーとして心から

尊敬する人。

 

神原さんと出会えて良かった。